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励ます会と食事療法のこと

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病気発覚後初めて会う友人も

 学生時代の友人たちが、Pくんのために「励ます会」を企画してくれました。車で約2時間ドライブして、千葉県へ。広々とした自然あふれる環境でバーベキューをして、和やかで楽しい時間を過ごし、Pくんは友人の皆さんからたくさんのパワーをもらったようです。

 外見は、学生時代の健康体だった頃からは考えられないほどに痩せていたので、きっと皆さん驚いたと思いますが、あの頃のような楽しい会話で盛り上げてくれてとても嬉しかったです。

“病は気から”という言葉もありますが、気持ちが上向きになると、病に立ち向かう気力が出てくるようです。しがらみのない学生時代の仲間の真心が感じられた「励ます会」の時間は、Pくんの気持ちを文字通り上向きにしてくれたと思います。

食事療法について

 術後の食べ物については、いろいろ悩みました。体をアルカリ性に保つと良いとか、白い食べ物はすべて取らないとか、塩を一切使わないとか…世の中には、いろいろな情報が飛び交っていました。でも何しろ本人が口にできるものが少なかったので、食べ物を選択するという方法はできなかったというのが事実でした。

 医師にも相談しましたが、食物療法も合う人と合わない人がいるので勧めないし、逆に禁止するものはないから何でも食べて、と言われていました。とにかく、Pくんが食べられそうなものは何でも食べて栄養にしていく、ということしかできなかったです。

 Pくんは、果物なら積極的に食べられました。中でも、冷凍マンゴーとバナナが好きだったので必ず常備していました。

元気をもらったバーベキューの様子
ゆかいな仲間たち
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この記事を書いた人

ポエムと猫が好き。甘やかされて育った末っ子です。
高校生の時に出会ったPくんと結婚。お魚の骨は取ってから、甘栗の殻はむいてから…Pくんは父から受け継いだそんな習慣を完璧にこなしてくれました。おかげで、見事に世間知らずのまま中年と言われる年齢になってしまいました。
Pくんの病は、そんな私にとって人生初のあまりにも厳しい試練となりました。

この瞬間にも、どん底に突き落とされてお辛い状況の方たちがいるかもしれませんが、私の日記のどこかに小さな励ましとなることがあれば幸いです。

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