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抗がん剤2クール目

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入院期間:10/8~14

 1クール目の入院後は家に戻って生活していましたが、さすがに悪者をやっつける強い薬を体に注入しただけあり、ひどい吐き気と脱毛症状の副作用はすぐに表れました。1回目の抗がん剤投与から10日目くらいから脱毛が始まり、そのスピードはそばで見ていても衝撃的な速さでした。見た目に関わることだけに、この症状は老若男女に厳しく辛い副作用であろうと感じます。

 本人も覚悟はしていたようですが、さすがにショックだったようでネットでバリカンを購入。中途半端に残った髪の毛を一気に丸ゾリにしていました。その思い切りの良さは一瞬潔い行為のように感じましたが、その心情を思うといたたまれない気持ちでメンタルの落ち込みも心配でした。

 1クール目が終わって2週間は自宅療養、その後2クール目の抗がん剤投与のため1週間の入院。3クールで一区切りして検査をするというスケジュールでした。

自分も動揺していましたが、なんとか感情を抑えて平常心を保つよう心がけるのが精一杯。気分転換に、一緒にニット帽を買いに行ったりして気を紛らわしていました。これはちょっとした色や形で似合う物とそうでない物があるので、ニット帽のコレクションはどんどん増えていきました。知り合いからのプレゼントも嬉しかったです。

愛猫家のPくん、黒猫つきちゃんと
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この記事を書いた人

ポエムと猫が好き。甘やかされて育った末っ子です。
高校生の時に出会ったPくんと結婚。お魚の骨は取ってから、甘栗の殻はむいてから…Pくんは父から受け継いだそんな習慣を完璧にこなしてくれました。おかげで、見事に世間知らずのまま中年と言われる年齢になってしまいました。
Pくんの病は、そんな私にとって人生初のあまりにも厳しい試練となりました。

この瞬間にも、どん底に突き落とされてお辛い状況の方たちがいるかもしれませんが、私の日記のどこかに小さな励ましとなることがあれば幸いです。

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