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病状説明と治療方針

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リンパ節転移を伴う食道がん ステージⅢ

 Pくんの病気発覚から、もちろん思考回路はぐしゃぐしゃです。眠れない夜に、まず自分は何をするべきか考え続けました。これまで、契約したまま使ったことがなかった健康保険会社の証書を探し、内容を確認。入院保険は2種類入っていたので、内容を調べてとりあえず入院費が出ることにホッとして、それぞれの保険会社に請求に関する手続きの電話をしました。


 Pくんは地元の大きい病院で検査をし、この病では経験も実績もある外科部長が主治医となったのは幸運なことでした。他に転移がないか、大腸検査、X線精密検査、CT検査などを行った上での診断は、リンパ節転移を伴う食道がん、ステージⅢ(Ⅱに近い)というものでした。

 食道に張り付いているがん細胞は、広く長いとのこと。治療方針としては、まず抗がん剤で病巣を小さくしてから腹腔鏡手術で取り除く方法が決まりました。

体重86キロ

告知直後でも実感がない頃の2人
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この記事を書いた人

ポエムと猫が好き。甘やかされて育った末っ子です。
高校生の時に出会ったPくんと結婚。お魚の骨は取ってから、甘栗の殻はむいてから…Pくんは父から受け継いだそんな習慣を完璧にこなしてくれました。おかげで、見事に世間知らずのまま中年と言われる年齢になってしまいました。
Pくんの病は、そんな私にとって人生初のあまりにも厳しい試練となりました。

この瞬間にも、どん底に突き落とされてお辛い状況の方たちがいるかもしれませんが、私の日記のどこかに小さな励ましとなることがあれば幸いです。

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